好きな人へ想いを告白すると言うと、人気のない場所で２人きりというイメージの方が一般的かと思います。
ですが、世の中にはあえてみんなの前で好きな人への想いを打ち明けるというシチュエーションが存在します。
有名なところで言うと、「学校へ行こう」の企画「未成年の主張」ですね。
実は以前、僕もみんなの前で告白することが伝統行事と化しているサークルに所属していました。何人も人前で告白する人たちを見てきて、思うことについてまとめます。
結論
やめとけ
これに尽きます。以下、理由を見ていきます
みんなの前で告白するデメリット
人前での告白は基本的に相手への配慮は含まれていないと言っていい。
- 自分の告白を一大イベントにしてやろう
- あえて自分を追い込んで奮い立たせてみよう
理由はいくつか考えられますが、自分本位になっていることはほぼ間違いありません。自分本位の気持ちが勝るがために生じるデメリットがもちろんあります。
デメリット１：相手の逃げ場を奪う
相手の告白を断るというのは、なかなか精神を削られるものです。経験がある方なら分かるはず。２人きりでの告白を断るのですら心苦しいのに、みんなの前での告白を断るとなるとその心理的負担は倍増します。
下手すれば、断ることで「場を盛り下げた」という意味で悪者にされることだってあります。とんでもなく理不尽な話ですよね。
告白する側は言い切ってすっきりできるのかもしれませんが、このデメリットだけでもいかに相手への配慮が欠けているかが分かっていただけると思います。
デメリット２：別れたら後が悲惨
仮にみんなの前での告白が成功して付き合うことになったとしましょう。しかし、場の熱気にあてられて始まった付き合いと言うのは、その効果が切れると一気に冷めてしまうというリスクもはらんでいます。
儚くもすぐに別れることになった場合、周囲の公認カップルであることがデメリットになり得ます。
事情を知らない人たち相手だと「あれから順調？」と聞かれることも多いでしょう。そのたびに毎回「実はもう別れた」と答えるのは余り気分のいいものではないはず。
「仲間内で公認」というのは他の人に奪われにくいとか、周囲に融通を利かせてもらえるいったメリットもあるのかもしれませんが、基本的にはデメリットの方が大きいように思います。
デメリット３：嫉妬を招く可能性
もし告白する側の人間が人気者だった場合、告白された相手への嫉妬を招いてしまう可能性があります。仮にその場で断ったとしても、「アイツに好かれるなんて許せない！」という嫉妬心からくる八つ当たりをうけるかもしれません。
さすがにこれは理不尽の極み。
２人きりの場で告白していれば、こんな不要な災いを呼ぶリスクを減らせます。
告白が成功する場合はみんなの前でなくても上手くいく
もちろん、みんなの前での告白であっても普通に成功することはあります。
ただ、それって往々にしてお互いがある程度の信頼を築いている場合。別に２人きりで告白したって成功するレベルです。
もし仮に２人きりで告白しても断られていたけど、みんなの前だからこそ成功したという事例があるのであれば、それはデメリット１で挙げたように、相手の逃げ場を奪って無理やりOKをもらったり、場の空気に流させてOKをもらったり、といったことになるので今後が心配です。
「とりあえず付き合ってみる」のも悪くないとは思いますけどね
告白された側の意見
何を隠そう、実は僕も周りの雰囲気に呑まれて「よし、みんなの前で告白してやるぞ！」と意気込んでいた時期がありました。やろうと思っただけで実際にみんなの前で告白はしなかったのですが、今では本当に告白しなくて良かったと思っています。
その時は結局２人きりの時に告白して上手くいったので付き合い始めた後で「実はみんなの前で告白しようと思っていた」と相手に告げると
「えー、そんな恥ずかしいことされなくて良かった！」
と言われたので、やはりやらずに正解でした。
他の告白された人の意見も何人か聞いてみましたが「恥ずかしいからやめてほしい」という意見が多かったです。
周囲の空気に流されるな
この手の集団の怖いところは無関係の第３者はやたらみんなの前で告白することを勧めてくるというところ。
傍から見る分にはただ面白いだけなので当然です。
しかし、この言葉に惑わされてはいけません。
繰り返しになりますが、みんなの前で告白しても満足するのは自分と周囲の野次馬だけ。告白される相手にとってはいい迷惑である可能性が極めて高いです。
さいごに
というわけで、もしあなたが「みんなの前で告白したい」という気の迷いを抱えてこのページを読んでいるなら今一度考えなおしてみることをおススメします。
ポイントは自分本位になっていないか？本当に相手のことを考えているか？というところ。一時の気の迷いで痛い目を見ないように気を付けましょう。
以上！
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