本が部屋に溜まっていく一方で、なかなか減らす機会がなくて困ることはないでしょうか。
僕の部屋でも本棚の容量を軽く超えて本の上に本が乗っている見苦しい状況だったので思い切って本を売って減らすことにしました。
問題は車がなくて直接古本屋に持ち込むのが難しい点。なので、ネットでの古本買取サービスを利用してみました。備忘録も兼ねて手順や注意点をまとめておきたいと思います。
古本買取業者の選択
一口に古本買取サービスと言っても、各社多様な買取条件を設定しています。
僕が今回利用させていただいたのはhobby manというサイト。決め手は以下。
- 20点以上買取で送料無料
- 段ボールを無料配布していない
- 発売日が最近の本に一定額の買取保証
- 手書き申込書が不要
20点以上で送料無料
送料は常に無料としている会社さんもあるので、20点以上という条件付きなのは特段優れているわけではありませんが、今回僕が売りたい冊数がちょうど20前後だったのでデメリットにはなりませんでした。
段ボールの無料配布をしていない
次に「段ボールを無料配布していない」点。これは結構他社さんは無料配布しているのでデメリットなのでは?と思われるかもしれませんが、こういうところでコストカットしていると高額買取をし易くなると思われるので、段ボールを自前で準備できる人にとってはむしろメリットになり得ます。
僕は捨てる予定の段ボールが家に溜まっているので、それを処分がてら配送に使えるという意味でゴミも減らせて一石二鳥でした。
そして、残り2つのメリットが特に決め手になったもの。
発売日が新しいと有利
発売から1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年以内の品物でそれぞれ一定の買取価格が保障されるという点。他にも何社か見させていただいたんですが、余り見かけられないサービスでした。
僕は今回の件で調べるまでは本の綺麗さや売れ筋かどうかと言う点が最も重視されるものと思っていたんですが、単純に発売日が新しいものと言うだけでアドバンテージがあるというのは意外でした。
つまり、手元に発売から1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年が経とうとしている読み終わった本があるのなら、期限が切れる前に早めに売ると得になります。
手書き申込書が不要
最後に手書き申込書が不要な件。
これ、結構他の会社さんでは要求されるところもあるんですよね。中には自分で申込書を印刷してから手書きしなければならないところも・・・。手軽さを求めてネットでの古本買取を利用しているのに、わざわざ手書きの書類を作成するのは面倒だったので、それが必要ないのはなかなかポイントが高かったです。
古本買取の流れ
申込
まずこちらの申込フォームへ入力を行います。
特に入力に困るような複雑な項目はありませんが、以下2点がポイント。
- 商品点数を入力する必要がある
- 買取金額承認の有無を選ぶことが可能
つまり、売りたいものがいくつなのか把握しておく必要があると言うことです。品数が多くなってくると数えるのも大変なので、ちょっとした手間になるかもしれないのでご注意を。
また、「買取金額承認の有無」は、買取金額が確定した後にその結果を見て本当に取引するかどうかを決めるかどうかを選べる機能です。
これを「無」にすると金額の確定後キャンセルができなくなりますが、その分お金が振り込まれるまでの時間が短縮されます。ユーザー側に選択権があるのはメリット。複数の業者と比較するつもりであれば「有」にしておけば金額を見てから他社と比較後、買取してもらうかどうかを選べます。
ただ、この場合返送時の送料がこちら持ちになるので、よほど高値で売れる見込みでもない限りキャンセルのメリットは薄いでしょうね。
僕もそこまで手間をかけるつもりはなかったので「無」を選択しました。
必要な物
身分証明書のコピーを売りたい物と一緒に発送する必要があります。
免許証や健康保険証など、一般的に身分証明書として使われている物で対応できます。個人的にはこれが一番手間でした。まあ、これは古物営業法で定められている義務だそうで買取側も簡略化しようがないので仕方ありません。
古本梱包の手順
上述しましたが、段ボールは自前で準備する必要があります。自宅でゴミとして溜まっている段ボールがあればゴミも減らせて一石二鳥ですね。僕も最近頻繁にAmazonさんのお世話になっていたので、不要な段ボールが役に立ってラッキーでした。
無ければ近くのスーパー等にお願いすれば無料でもらえるはずです。
今までオークション等の利用をした経験もなく、梱包作業をするのは初体験でした。
段ボールに適当に突っ込んで終わりかと楽に考えていたんですが、搬送時に商品が傷つくのを避けるためにちゃんと緩衝材を入れないといけないんですね。
考えてみれば、Amazonなどを利用した時に宅配されてくる荷物にも当たり前のように緩衝材が入っています。顧客目線でしか見ていないと、いざ自分が梱包する側になった時に必要なことに気付けないものですね。
というわけで、今回実際に梱包をした様子の写真がこちら。20冊の本と緩衝材を段ボールに詰めてみました。
あとはこの中に身分証明書のコピーを入れて密封すれば梱包作業は完了です。
自分が買ってきた本を公開するのって恥ずかしい。これ、自己啓発本を読み漁ってるけど、効果が出てない人の典型的なやつだ・・・!
宅配業者への引き渡し
ネットで予約する時に引き取りの希望日と時間帯も指定することが可能なんですが、翌日も選択することができたのがスピーディーで良かったです。
(昼の12時までなら当日の引き取りも選択可能)
僕がネット申込したのは日曜日(定休日)でしたが、それでも翌日の引き取りをお願いできたので助かりました。hobby manでは佐川急便に宅配を委託しているようです。
なので、こちら側の作業としては佐川さんに荷物を引き渡せばそこで終わり。
あとは査定の結果を待つだけです。
査定価格アップのコツ
査定価格を挙げるために抑えるポイントは2つ。
- 品数を増やすこと
- 新しいものを売ること
「なにを当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、具体的な数字が提示されているということが重要です。
本の場合、50冊以上だと査定額に+1000円。残念ながら僕は今回この恩恵を受けることができませんでした。
ただ、上で書いた通り発売から1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年以内の品物でそれぞれ一定の買取価格が保障されるというメリットがあるので、新しい本がある場合は50冊溜まるまで待つよりも早めに売ってしまった方が総合的な査定額が高くなる可能性が高いです。
さいごに
不要なものを処分してお金に替えられるのはお得な感じがあっていいですね。個人的にはお金のこと以上に本20冊分のスペース+段ボールが部屋から消えてスッキリしたことも嬉しいです。
20冊って店舗に持ち込むとなると結構かさばって大変なので、自宅で買い取ってもらえるサービスはかなり有難い。僕は車も持っていないので。
ゴミとして捨てる手間と大して変わらずにお金がゲットできるので、上手に活用したいところです。そして何より、この売るまでの過程がちょっと楽しかったです。次は実家に溜め込んである本についても買い取ってもらう予定!
読まない本の扱いに困っている方はぜひ試してみてください。
以上!