エアコンを新しく取り付けようとした時、通常エアコン本体と室外機を配管でつなぐ必要があります。
この時に配管を通すための穴が壁に開いていれば特に問題はないのですが、この穴がない場合はどうすればいいのでしょうか。
僕が今住んでいる賃貸は入居時にエアコンが取り付けられておらず、エアコン穴もない状態でした。
新しく壁に穴を開けるしかないのかと気が重くなったものですが、開けずに済む方法で対処できたのでその結果についてまとめます。
エアコン穴を開けずに室外機と繋ぐ方法
文章で説明するより写真で示した方が分かりやすいと思うので載せていきます。
こんな感じ。どういう状態か分かるでしょうか?
もう少し視点を下側に移してみます。
窓の右側についている銀色の部分。これは後から窓枠にはめこんだものです。
つまり、配管を通すための穴が開いている金属板を窓枠にはめ込むことで、壁に穴を開けずに室外機とエアコン本体を繋いだというわけです。
常識なのかもしれませんが、エアコン穴のない部屋にエアコンを取り付けたのは初めてだったので「こんな方法があるのか!」と驚かされました。
ちなみにこの金属板「窓パネル」や「フリーパネル」と言った名称でAmazonや楽天でも販売されています。日曜大工に自信がある方は節約のために自分で購入して取り付けてみてもいいかもしれませんね。
ちなみに僕はヤマダ電機にてエアコンを購入しました。購入時に取り付けサポートも付属していたので、今回の窓パネルによる取付け方法もその時提案していただいたものです。丁寧に対応していただけたので良かったですよ。自分で取り付ける自信のない方はチェックしてみてください。
壁に穴を開けないメリット
この窓パネルを用いたエアコン取付方法。なかなか画期的ではありますが、壁に穴を開ける方法と比べてメリットもデメリットもあるので紹介していきます。まずはメリットから。
メリット1:コストがかからない
壁に穴をあけるのに比べてコスト(費用)がかからないのが嬉しいです。
窓枠にはめ込むだけなので取り付けに時間がかからないという利点もあります。具体的に時間を計ってはいなかったのですが、確か30分程度で済んでいたはず。とにかくお手軽です。
メリット2:賃貸でも許可を得やすい
賃貸であれば大幅に家を改修することは難しいですよね。
特に屋外に貫通する穴を壁に開けるとなると、大家さんに許可を取るためのハードルが上がってしまいます。
一方、この方法なら壁穴と違って元に戻すことが容易なので許可を得るためのハードルは低くなるでしょう。
ただ、大家さんに無断でやってしまうのはトラブルの元なので念のため事前に確認を取ることをおすすめします。
壁に穴を開けないデメリット
続いてデメリットを挙げていきます。
デメリット1:窓が完全に閉まらなくなる
当然ですが、窓枠に異物が入り込むので窓を閉め切ることができなくなります。しっかりはめこんでいるので隙間が気になることはありませんが、問題はこちら。
そう、鍵が閉まらなくなるんです。
ご覧の通りかなりチープな後付けの鍵を付けて応急処置をしている形。セキュリティを気にされる方にはちょっと厳しい選択肢かもしれませんね。
マンションの高層階だと少しは心理的負担は減ると思います。僕の場合はとあるマンションの3Fに住んでおり、窓がこの状態になってから2年ほど経ちますが今のところトラブルは発生していません。
デメリット2:窓が必要
エアコンを設置したい位置の付近に窓が必要になります。余りないケースだとは思いますが、もし窓がなければ使えない手段と言うことでデメリットになり得ます。
まあ、部屋の構造上の問題と言う意味なら壁に穴を開ける方法も部屋の構造に左右される部分はあるので、どちらも一長一短ですね。
電源の問題
また、エアコンを取り付ける時に壁の穴とセットで必要となるのが電源です。
僕が今住んでいる賃貸では幸いエアコン用の電源だけは確保されていたので穴をどうするかだけ考えればよかったのですが、電源が無いとなるとどうしても大規模な工事が必要となってきます。
穴と違ってこんな小手先の対処法もないでしょうしね。
実際に電源を開設する工事を体験したわけではないので詳しいことはお話できませんが、エアコンを新しく取り付ける場合はこの辺りが必要になってくることを頭に留めておくといいかもしれません。
賃貸で新しく部屋を選ぶ時は
- エアコンが設置済かどうか
- ない場合は電源と穴はついているか
- 室外機を置くスペースはあるか
を事前に調べておくといいですね。内覧の時のチェックポイントとして忘れずに確認しておきましょう。そもそも賃貸を選ぶ際はこの条件が欠けている部屋を避けるというのも解決策の1つです。
さいごに
といっても、今時エアコンが設置済じゃない部屋を探す方が難しいかもしれませんね
以上!