格安切符を買うなら金券ショップがメジャーですが、営業時間が限られていたり、人を介して購入する煩わしさもあったりしますよね。
その点、自動販売機は手軽さの面で圧倒的に優れています。今回は阪神西宮駅前にある阪神電車の格安切符を販売している自動販売機の場所と販売料金についてまとめるとともに、どういう場合に使えばお得になるかをまとめてみたいと思います。
阪神西宮駅前の格安切符自動販売機の場所
出典:Google マップ
↑この辺りに設置されています。
↑ついでに写真も撮ってきました。派手なオレンジ色の自動販売機なのでよく目立っています。
阪神西宮駅前の格安切符自動販売機の料金情報
この自動販売機で買える切符の料金体系を確認しておきます。普通きっぷ、時差きっぷ、土休日きっぷが色分けされていて初めて利用する人でも分かりやすい表記になっています。
普通きっぷの料金表
普通きっぷは時間に関係なく使える切符です。具体的には利用時間が以下の条件に当てはまる場合に利用することになります。
- 平日の午前10時より前
- 平日の16時より後
これに当てはまらない期間であれば、他の切符を買った方がお得です。
そんな普通きっぷの料金体系はいたってシンプル。全て通常価格の10円引きで購入することが可能となっています。
時差きっぷの料金表
時差きっぷは平日10時~16時の間に乗車する場合にお得な切符です。最初に改札をくぐる時間がこの時間内であれば有効です。例えば15:59に乗車して16:30に下車ならば時差きっぷが使えるということですね。
また、土日祝日でもこの切符を使うことができますが、その場合は後述する土休日きっぷを買った方が安くなります。
そんな時差きっぷの料金体系は以下の通り
- 140円区間→120円
- 190円区間→170円
- 240円区間→220円
- 270円区間→250円
- 360円区間→330円
360円区間のみ通常価格の30円引きでその他は20円引きとなっています。
土休日きっぷ
最後に、最も安いのが土休日きっぷ。土日祝日であれば時間に関係なく使うことが可能です。料金体系は以下の通り。
- 140円区間→110円
- 190円区間→160円
- 240円区間→210円
- 270円区間→230円
- 360円区間→310円
360円区間のみ通常価格の50円引きでその他は30円引きとなっています。
格安切符の使用期限について
こちらの格安切符自動販売機から切符を購入した場合、使用期限は翌々月の月末となるようです。例えば7月中に購入したなら9月末が期限になります。
とは言え、これがどこまで明確にルール化されているのかは正直分かりません。例えば月の頭の早朝に買ったらいつが期限になるのかといった細かい点までは検証していないのでご了承ください。
回数券との比較
阪神電車の駅にある券売機では回数券を買うことも可能です。回数券とこの西宮駅前にある格安切符自動販売機と比べると、どれぐらい料金の差があるかを比較してみます。
回数券にも上記と同様の3種類が用意されており、各料金体系は阪神電車の公式サイトで確認できます。
まとめると
- 普通きっぷ:10回分の料金で11回分
- 時差きっぷ:5回分の料金で6回分
- 土休日きっぷ:5回分の料金で7回分
これをそれぞれの区間ごとに比較してみましょう。以下、小数が発生する場合は切り上げて計算していきます。
140円区間
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
127円 | 130円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
117円 | 120円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
100円 | 110円 |
190円区間
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
173円 | 180円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
159円 | 170円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
136円 | 160円 |
240円区間
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
219円 | 230円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
200円 | 220円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
172円 | 210円 |
270円区間
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
246円 | 260円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
225円 | 250円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
193円 | 240円 |
360円区間
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
328円 | 350円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
300円 | 330円 |
回数券 | 自動販売機 |
---|---|
258円 | 310円 |
こうして比べてみると回数券の安さが際立ちますね。回数券の使用期限は3ヶ月後の月末なので、それまでに使い切るのであれば普通に回数券を買った方がお得です。
また、回数券だと全て同じ区間でしか買えないのも場合によってはデメリットになるかもしれませんね。
例:270円区間の土休日きっぷを買うと7回分全てが270円区間で固定されてしまう
他の金券ショップとの比較
さて、自動販売機で買うと回数券よりは高くなってしまうことは分かりましたが、他の金券ショップで買う場合と比較してみた場合はどうなるのでしょうか?
残念ながら、この自動販売機の値段は最安値ではありません。
以前、梅田の金券ショップで270円区間の土休日きっぷを購入したのですが、その時は225円で購入することができました。この自動販売機では同区間の土休日きっぷは240円となっているため、金券ショップの方が安いことが分かります。
ただし、270円区間の普通きっぷは金券ショップでも自動販売機でも同じ260円での販売となっていました。つまり、購入する切符の種類によっては金券ショップの方が得になるかもしれないというところですね。
なお、さすがに個人で全国に数多くある金券ショップの値段を1つずつ調査するのは無理があるので、時期や場所によって多少の価格差は生じるであろうことはご了承ください。
格安切符の自動販売機はこんな人におすすめ
少し長くなってしまったので、結局どんな場合に格安切符の自動販売機を使うと良いのかというところをまとめておきたいと思います。
以下の条件に当てはまる方は、この格安切符の自動販売機を利用する価値ありです。
- 金券ショップに行くのが面倒だ。または、営業時間内に行く暇がない
- 回数券を期限までに使い切るほど乗る予定はない
- 日によっては料金が違う区間で降りることもある
こんなところですね。定期券を持っていない区間へお出かけの際には手軽な格安切符の自動販売機の利用を検討してみてはいかがでしょうか。