温暖な気候で知られる瀬戸内海沿岸。
夏はそれなりに暑いですが、台風が絶妙に避けて行ったりするなど、確かに過ごしやすい地域な気がしています。
しかし、ずっと瀬戸内海沿岸で過ごしていると、そのありがたみを感じられないもの。どこか別の地域と比較して初めて良い点も悪い点も見えてくるというのは当然の理ですよね。
そこで、小さい頃から瀬戸内海沿岸で育った僕が一時期北陸に移り住んで感じたことをまとめたいと思います。
結論から言うと、二度と北陸には住みたくありません。
北陸の悪かった点
北陸に馴染めなかった原因がいくつかありますので、以下挙げていきます。
原因1:曇りが多い
とにかく曇っている日が多いです。こんな統計を発見。
それでも東京より日照時間が長いというのはちょっと驚きでした。
上の統計では大阪も挙がっていますが、僕が育った地域も大阪と大して変わらないので、それと比較してみると、やはり体感で短く感じます。
日照時間の少なさと関係する「冬季うつ」という病気もあるぐらいですし、なんだか気持ちもどんよりしてしまう日が多かったように思います。
洗濯物も気持ちよく干せませんでした。
原因2:雪の怖さ
瀬戸内海沿岸で雪が積もることはほぼありません。
雪は物珍しさでテンションが上がっているうちが華ですね。
実際に住んでみて、雪国の不便さには本当にカルチャーショックを受けました。
それでも一昔前と比べると降雪量が減っているという話ですから驚きです。
特に衝撃を受けたのが
- 1日の仕事が雪かきから始まる
- 雪かき用のスコップや長靴を常備する必要がある
- 冬場は常にスタッドレスタイヤ
といった辺り。瀬戸内海沿岸で暮らしていたら考えられない話です。
スコップとか長靴とか、北陸を離れたら使うことがないので、引越しの時にすぐ捨ててしまいました。もったいない!
また、一度北陸道を運転している時にスリップして事故を起こしたことがあります。
突然除雪されていない区間が現れてびっくりしました。
幸い自損だけで済みましたが、衝撃でフロントガラスが雪で全部覆われた時はさすがに死んだと思いました。
このことから、雪の怖さは良く分かったつもりです。
二度と雪国で運転はしたくない
原因3:車社会
特に北陸に限った話ではありませんが、例えば金沢や福井の中心部に住んでいたとしても、車はほぼ必須ですよね?
一家に一台というより、一人一台が当たり前のような社会になっている印象を受けたので、運転が嫌いな身としては苦痛でした。
北陸の良かった点
余り悪い点ばかり挙げても失礼なので一応良い点も挙げておくと、海鮮が美味しいというところでしょうか。
いや、でもそんな頻繁に食べに行くわけでもないですからね・・・。
普通のスーパーに売っている海鮮が特別美味しいなんてことはないですし、残念ながら上で挙げたようなデメリットを相殺できるレベルのメリットにはなり得ませんでした。
住みたいところに住む
日本国憲法には「居住移転の自由」が定められていますよね。
居住移転の自由(きょじゅういてんのじゆう)とは、自己の欲する所に住所または居所を定め、移転し、自己の意思に反して居住地を移されることのない自由
でも、現実問題、仕事との兼ね合いである程度妥協した居住地を選ばなければならないことも事実。
それでも!
もう二度と旅行以外で雪国には行きません!
以上!