恥ずかしい話、今まで折りたたみ傘をプレゼントされたものだけで賄ってきたので、自分で買ったことがありません。
今回、初めて自分で折りたたみ傘をじっくり選んでみて気付いたのですが、意外と折りたたみ傘に求める要素って多いですよね。
- 自動開閉機能の有無
- 軽さ
- 丈夫さ
- 大きさ
- 値段
- 撥水性
- 持ち手の形状
- デザイン
ざっとこんなところでしょうか。
残念なことに、これらの要素の多くはトレードオフの関係になっていて、分かりやすいところでいくと軽さと大きさを両立させるのが難しいというように、全ての面で優れた折りたたみ傘というのはなかなか存在しません。
したがって、自分がどの機能を捨ててどの機能を求めるのか。
これを明確にしたうえで傘選びをする必要があります。これが悩ましくもあり、楽しくもあるんですよね。
そこで、今回は傘選びの過程で気付いた点とおすすめの折りたたみ傘についてまとめていきたいと思います。
折りたたみ傘に求める条件を絞る
上で挙げた傘選びのポイントのうち、僕が重視した物を上から順に並べると
- 自動開閉機能の有無
- 丈夫さ
- 軽さ
となります。今回折りたたみ傘を買おうと思ったきっかけが、連日雨も降っていないのに長い傘を持ち歩く機会があったこと。
これで長い傘がいかに邪魔かを思い知り、長い傘がなくても困らないぐらいハイスペックな折りたたみ傘が欲しくなったからです。
そうすると、折りたたみ傘に付きまとうちゃっちぃ感じは徹底的に避けたかったんですよね。なのでまず丈夫さ。そしてそれ以前に自動開閉は使い勝手に与える影響が極端に大きいので最優先。
最後に長い傘を持ち歩きたくない要因が重さのせいだったので、軽さ。
他の機能を多少犠牲にしてでも、この3つの優先順位をはっきりさせてから傘選びを始めました。
おすすめの折りたたみ傘3選
totes(トーツ)
そうすると、まず有力な候補として挙がってくるのがtotes(トーツ)
強風にも耐える頑丈さは他の折りたたみ傘の追随を許しません。持ち手が手に馴染む構造になっているのも良い。
- トーツライン
- タイタン
- ベンテッドキャノピー
の3つのラインナップがあり、自動開閉機能を備えているタイタンとベンテッドキャノピーなら僕の欲しい条件とマッチします。
特にベンテッドキャノピー。
丈夫なTITANシリーズと同様、強風時に傘の傷みを軽減する為に作られたのがVented Canopyシリーズ。生地部分が二重構造になっており、傘の内側からの風を外側に逃がすことができます。 この機能のおかげで、傘が風に煽られてひっくり返ることが圧倒的に少なくなり、傘の傷みを軽減させるのです。 グリップはtotesで唯一の樹脂製。しっとりとした肌触りと握りやすい形状を体験すれば、Vented Canopyの虜になります。
引用:totes(公式)
この「生地の二重構造」で風を逃がすという仕様がなんともハイテクで男心をくすぐります。グリップの握り心地が良いのも高得点。
アメリカでのレイングッズシェアNo.1だったり、Amazonや楽天のレビューでも高評価だったりして、かなり心を動かされたんですが・・・
いかんせん、重くてデカい。
色々見比べた見た結果、折りたたみ傘の重さの目安は
- ~200g:かなり軽い
- 200~300g:軽い
- 300~400g:標準的
- 400g~:重い
こんなイメージ。その中でトーツの折りたたみ傘は500g近いものが多く、折りたたみ傘全体の中でもトップクラスの重さです。
あと、傘が大きいのは濡れにくいというメリットにもなりますが、畳んだ時のサイズも大きいため、カバンに入れづらくなってしまうというデメリットにもなってしまいます。これがあるので僕は今回大きさより軽さを重視したんですよね。
自動開閉機能と丈夫さ、さらにディティールも洗練されていて魅力的ですが、重さのせいでどうも決めきれません。
そこで次の第2候補。
PLEMO(プレモ)
トーツと同じく丈夫さをウリにしているPLEMO(プレモ)
トーツと比べると
- 値段がお手頃
- 丈夫さは劣る
- 細かい使い勝手も劣る(たたみやすさ・持ちやすさなど)
- 軽め
という特徴があります。
語弊を恐れずに言えば、細部のつくりの良さはトーツに劣る分、お手頃価格なラインナップ!といったところでしょうか。
そして何よりトーツと比べて軽い。まあ、軽いと言っても320g程度なので折りたたみ傘全体から見るとそこまで軽いというわけではないのですが、自動開閉機能と丈夫さを求めた場合、ある程度重くなってしまうのは仕方ないみたいですね。
そう考えると、丈夫さと軽さのバランスが絶妙なプレモの折りたたみ傘はなかなか魅力的です。
最終的に僕が購入したのはこちら。
撥水性に優れているという点も決め手の1つでした。
ちょっと地味な気もしますが、あくまで今回の優先順位は自動開閉機能・丈夫さ・軽さなので問題ありません。
実際に使ってみた感想は「耐強風性が魅力!PLEMO(プレモ)の折りたたみ傘をレビュー」の記事書いているのでご参考まで。
mont-bell(モンベル)
最後にもう1つ、少し毛色の違う第3の候補がありました。mont-bell(モンベル)から発売されているトレッキングアンブレラです。
軽さと撥水性の2点が最大の持ち味。150gを下回る軽さなので、毎日持ち歩いてもほとんど負担にはならないでしょう。僕が購入したプレモの傘の半分以下の重さですからね。
また、モンベルは有名なアウトドアブランドと言う点がポイント。これ、撥水性の面でかなり期待しちゃいます。アウトドア関係は詳しくないのですが、テントをはじめとして、アウトドアってそれこそ撥水性技術の英知が結集していそうなイメージあるじゃないですか。その技術を傘に活用したら・・・!と思って不覚にもワクワクしてしまいました。
ただ、残念ながら自動開閉機能がなかった点と、丈夫さの面でトーツやプレモには劣りそうだったので見送りました。
さいごに
今や100均でも折りたたみ傘が買える時代。でも、さすがにそれだけで快適さを追求するのは難しい。
長い傘がいらないぐらいハイスペックな折りたたみ傘を1本持つだけで世界が変わるというのは、あながち大げさな表現でもないと思います。日常生活と傘って、切っても切れない関係にありますからね。
個人的に、日常生活のちょっとした不満が解消される瞬間のささやかな幸せ感が大好きなので、人生初の折りたたみ傘選びをやってみて良かったです。
以上!