試行錯誤の過程って、辛いものがありますよね。
失敗ばかりでなかなか成果に結びつかないことがほとんどだと思います。
でも、試行錯誤と言うプロセスをなくして成果が出る道理はありません。
この試行錯誤を楽しんで行うことができれば理想的ですよね。
今回はそんな話。
試行錯誤を楽しんだ経験、ありませんか?
楽しんで試行錯誤するといっても、そんな簡単な話ではないと思うでしょうか?
でも、恐らく誰もが試行錯誤の過程を楽しんだ経験があるはずなんです。
例えば、小学校の図工の時間。
どんな組み合わせで絵の具を混ぜれば綺麗な色が作れるか色々試したことはなかったでしょうか?
あるいは、インターネットがまだ普及していなかった時代。
まともな攻略情報がない中、友達より早くゲームをクリアするために試行錯誤しなかったでしょうか?
その他、何でも構いません。
思い起こせば何か1つぐらい楽しんで試行錯誤した経験が眠っているはずです。
では、今目の前に横たわっている課題に対してはなぜ苦しみながら取り組んでいるのでしょうか?
楽しんで試行錯誤できていた時との違いは?
成果が具体的にイメージできているか?
試行錯誤を楽しみながら行うためには、その試行錯誤の先にある成果が明確になっている必要があります。
上の例で言うなら、綺麗な色の完成や、誰よりも早くゲームをクリアするといった成果になります。
今あなたが取り組んでいる課題に対してはどうでしょうか?
具体的な成果を思い浮かべることができますか?
例えば、仕事を効率的に進められるようになりたい。そのために試行錯誤を重ねている。
では、仕事を効率的に進められるようになった先に得られる成果はなんでしょうか。
ここが曖昧なままだと試行錯誤の過程は苦しいものになります。
的外れな成果を設定しても意味がない
仮に仕事を効率的に進めることの先に求めている成果が「残業なしで定時に帰る生活」だったとしましょう。
なるほど、確かに一見すると試行錯誤の先に得られる成果としては悪くない気がします。
ですが、本当に仕事を効率的に進めることで残業のない生活へシフトすることができるのでしょうか?
もしかしたら新しい仕事を追加されるだけかもしれない。
はたまた、仕事が終わっていても職場の雰囲気に呑まれて定時に帰れないかもしれない。
これはあくまで一例ですが、仕事の効率を上げても残業をなくせるとは限らない。その可能性があると心のどこかで思っている限り、楽しんで試行錯誤することはできません。
つまり、「本当にこの試行錯誤の果てにその成果が得られるのか?」という疑いが強い状態だと力を発揮できないんです。
楽しんで試行錯誤するためのポイント
以上のことから、楽しんで試行錯誤するために抑えるべきポイントは2つ
- 試行錯誤の先にある成果を具体的にイメージできていること
- その成果が試行錯誤の先に必ず得られるものであると信じるに足るものであること
これにもう1つ付け加えるなら、その成果が本当に自分の望んでいるものであることですね。
先の例でいえば、「残業をしたくない」と言うのは実は思い込みで、本当の望みは「今よりやりがいのある仕事に時間を気にせず打ち込みたい」のかもしれない。
この成果の設定を誤っていてもまた、楽しんで試行錯誤を行うことはできないでしょう。
最後に
どんなことに取組むにしても、成果を挙げるために試行錯誤は避けては通れません。
強い望みを持ち、それを叶えるために試行錯誤を繰返し、やがて悲願を達成するような経験を重ねて人生を全うしたいものですね。
以上!