あなたは真面目と呼ばれやすいタイプでしょうか?
僕はよく真面目だと言われるタイプです。
これ、嬉しくないですよねえ
「真面目」ってマイナスのイメージが強いと思いませんか?
実は「真面目」という言葉の意味が間違って捉えられているせいなんですが、以下、そんなテーマでお話します。
「真面目」に対するイメージ
まず真面目に関するイメージについてですが、おおよそ以下のような感じではないでしょうか?
- 融通が利かない
- 文句を言わない
- 黙々とやる
- 手を抜かない
なんとも、マイナスイメージの方が勝ってしまいますよね。
イエスマンという印象も近いものがあると思います。
「かつお君、真面目だよねー」って、褒めてるつもりなのかもしれませんが、素直に喜べません。
いや、むしろ侮蔑を込めて言っているのではないか?と疑ってすらいます。
「真面目」の本当の意味は?
少し話が逸れますが、先日こんな本を読みました。
投資家が「お金」よりも大切にしていること
この本で「真面目」という言葉が持つ本当の意味について触れられていたのがこの記事を書くことにしたきっかけです。
このテーマの本読んで紹介するところそこかよ!って感じですが、感銘を受けたので。
語源を辿ると「真面目(しんめんもく)」という言葉に至るそうです。
「ありのまま(本質的)であること」という意味なんだとか。
こんな語源があった上で、現在の「真面目」の意味を辞書で引いたら何と書いてあるかを引用しますね。
1 うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。「真面目な顔」「真面目に話をする」
2 真心のあること。誠実であること。また、そのさま。「真面目な人柄」「真面目に暮らす」
どうでしょうか?
結構普段使っている「真面目」という言葉とは違う印象を持ちませんか?
僕はこの記述を見て、かなりプラスのイメージが強いと感じました。
この意味でもって「かつお君、真面目だねー」と言われるのであれば、もちろん嬉しいです。
言葉は生き物
とはいえ、多くの人がマイナスイメージを伴った「真面目」という言葉を使っている以上、話し手も受け手もそれをベースに考えるしかありません。
例え辞書で引いてプラスのイメージの解説がされていたとしても、言葉の意味は使い手次第で変わってしまいますからね。
「ら抜き」言葉が主流となっているように、時代とともに言葉の使われ方は変わるもの。実際の意味と剥離している言葉は、思いの外沢山あるのかもしれません。
つくづく、言葉って生きてるなあ、と感じさせられます。
最後に
ちょっと調べてみると、真面目と言われる人は真面目が不名誉なことだと思っていて、自分が真面目じゃない人は真面目になりたいと思っているような?
隣の芝は青いんですね。
以上!
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