「ゲームは一日一時間」とは、高橋名人の名言として有名ですよね。
ちなみに、この名言、5つある標語の内の1つに過ぎないらしく、5つ全部合わせると以下のようになるそうです。
- 「ゲームは一日一時間」
- 「外で遊ぼう元気良く」
- 「僕らの仕事はもちろん勉強」
- 「成績上がればゲームも楽しい」
- 「僕らは未来の社会人!」
「僕らは未来の社会人!」というところから、明らかに子どもに向けたメッセージだと分かりますよね。
そこで、今回は大人向けに「ゲームは一日一時間」に代わる格言を勝手に提案させていただきます!
大人とゲームと時代背景
一昔前と比べて、「ゲームは子どもがするもの」という固定観念はだいぶ薄れてきているように感じます。
ちょっと古い情報ですけど、こんな調査結果がありました。
2013年で4人に1人。ちょっと体感よりは少ない印象です。
一方、2015年の調査ではこんな結果も。
こちらの調査はスマホゲームに限っていますが、6割がプレイしているとのこと。
どちらかというと、この結果の方が体感に近いです。
電車に乗っていると、老若男女スマホゲームをやっている人で溢れてますからね。
断片的な情報ではありますが、ここ数年のスマホゲームの発展と、「ゲームは子どもがするもの」という価値観の揺らぎはかなり密接に関係しているように思います。
ゲームは一日一時間・・・ではなく
ということで、大人も当たり前のようにゲームをプレイしている昨今。
そのうち、スマホゲームが多くを占めるであろうことを考えると、「ゲームは一日一時間」というのは、昨今のプレイスタイルには合わないと思いませんか?
昔の家庭用ゲームのように、テレビの前でじっくり腰を据えてやるというより、隙間時間を見つけてやるというスタイルに、時間を区切るというスタンスは相性が良くありません。
で、そんな大人たちに向けて僕が提案したいのが
「ゲームは一度に一本まで」
というのはどうでしょうか?
以下、詳しく見ていきます。
「経済力でゲーム買い放題」の弊害
子どもの頃と違って、大人になればゲームソフトを買うぐらいの出費にそこまで躊躇することはないでしょう。
下手すればまとめ買いだってできてしまう。
しかし、手元に未プレイのゲームが二本以上ある状態は、僕の経験上、あまりよろしくないと思います。
同時プレイをする場合、優劣をつけてしまう
複数のゲームを同時にプレイしている場合、無意識にどちらが面白いか優劣をつけてしまわないでしょうか?
そうなると、面白い方のゲームにかける比重が徐々に増えていって、面白くなかった方がそのうちやらなくなってしまう。しかも、中途半端に始めてしまったために、結局その後やらなくなってしまう・・・ということが、少なからずあると思います。
集中できない
例えばスマホゲームだと、時間経過で回復するスタミナみたいな要素があって、使い果たしてしまうとしばらくはゲームをプレイできなくなってしまう、というのがお約束ですよね。
で、その待ち時間を利用して他のゲームに手を出したりする。
そうすると、「そろそろあっちのゲームのスタミナが回復したかな」って時に複数のゲームを行ったり来たりして、1つ1つのゲームに余り集中できなくなる。
あると思います。
ゲームを「消化している」感
複数のゲームが手元に溜まっている状態だと、ゲームを消化していくという感覚に陥らないでしょうか?
ゲームに対して「消化する」っていう言葉を使うの、余り好きじゃないんです。
せっかく時間を使ってプレイするのであれば、ちゃんと1つ1つのゲームと向き合って楽しめたらいいなあ、と思います。
さいごに
子どもの頃の方が純粋にゲームを楽しめる理由はいくつかあると思いますが、1つはゲーム1つ1つにありがたみがあったからだと思います。
僕も特別な時にしか買ってもらえませんでしたから、1つのゲームをとことん遊びつくしていました。
主観ですが、1つのゲームを楽しめる目安って2ヶ月間だと思っていて、これだけ遊べれば5000円のゲームでも1日100円いかずに遊べているわけですから、コスパ的にもなかなかじゃないでしょうか。
最近はせっかくゲームを買っても1ヶ月も経たずに辞めてしまうことがあって、贅沢な話だなー、と思います。
ちなみに、今までで一番コスパが良かったと思うゲームは断トツでこれ。
トルネコの大冒険3。
一度辞めてから数ヶ月おきにまたチャレンジしたくなるゲームっていうのも珍しい。
他にも、周回できるようなゲームはやっぱり長く遊べていいですね。
と言うわけで、「ゲームは一度に一本まで」で、1つ1つのゲームをしっかり楽しむことを意識してみませんか?
以上!
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