自宅のパソコンが乗っ取りに遭いました。
自分が全くパソコンに全く触れていない時に画面が勝手に動き、明らかに人為的な操作が行われている状態でした。数ヶ月にわたってこの状態が続いていましたが、症状が出たらとりあえずパソコンをシャットダウンして対症療法にてしのぎ続けてきました。しかし、これだけ長期にわたって症状が改善しないことにさすがに不安になってきたので対処法を調べてみることにした、というのが大まかな経緯です。今回はその内容についてまとめます。
パソコンが乗っ取りに遭った時の対処法
早速結論ですが、リモートアシスタンスを許可しないように設定することで症状が改善する可能性があります。Windows10でこの設定を行う手順は以下の通りです。
手順1:「Windowsキー+『E』キー」でエクスプローラーを開き、「PC」の上で右クリック
手順2:一番下の「プロパティ」を選択
手順3:コントロールパネルのウインドウが開くので、画面左側の「リモートの設定」をクリック
手順4:「このコンピューターへのリモートアシスタンス接続を許可する」のチェックを外して「適用ボタン」→「OKボタン」
手順は以上で完了です。
場合によっては、リカバリが必要になるぐらい事態が深刻である可能性もあるでしょう。しかし、この設定の見直しはパソコンに詳しくない人でも簡単にできますし、これでパソコンの乗っ取りに対処できる可能性もあるので一度見直してみる価値はあります。
リモート機能の有効性と問題点
上記「このコンピューターへのリモートアシスタンス接続を許可する」というのは簡単に言えば「このパソコンに対する遠隔操作を許可する」ということなので、これにチェックが入っている状態だと今回のようなパソコンの乗っ取りを引き起こしてしまうリスクがあるというわけですね。
このリモート機能、使いようによっては便利ではあるのですが、使う予定がなかったり、なんだかよく分からないという場合はひとまずチェックを外しておく方が安心です。
パソコンが乗っ取られた時の症状
参考までに、僕のパソコンが乗っ取り状態に遭っている時の症状についてもまとめておきます。
- メールソフトが勝手に起動する
- テキストエディタが勝手に起動する
- 画面上で無差別にマウスクリックが連打される
- ブラウザを立ち上げ、怪しいページにアクセスしようとする
他にも細かい不自然な動きは色々ありましたが、印象的だったのはこの辺りです。
特にメールソフトの起動を執拗に行おうとしているように見受けられたので、何かメール送信を介した悪事に利用されようとしていたのかもしれません。
いずれにしても、こんな状態のまま放置してパソコンの電源を入れた状態のまましばらく席を外したりした場合、その間にどんな悪事が行われるか分かったものではありません。
個人情報が漏洩すると言うのも怖いですが、過去には乗っ取られたパソコンが犯罪に利用され、そのパソコンの所有者が誤認逮捕されるという事例も起きているので、僕のように乗っ取られた状態のまま数ヶ月も放置するなどと言うことは絶対に避けた方が良いでしょう。
本当に乗っ取られているかどうか今一度確認を
最後に、パソコンの乗っ取りを疑う前の確認事項として
- キーボードの上に物を置いていないか
- ペンタブを使っている場合、ペンタブの上に物を置いていないか
念のためこの辺りもチェックしておきましょう。上に物を置いているとまるで乗っ取られているかの如くマウスカーソルが奇怪な動きをすることもあるので要注意です。
原因がこれだったらただの笑い話で済むんですけどね!