ローグライクってこんなゲーム
ローグライクというジャンルのゲームをご存じでしょうか。
簡単にいうと、ドМにはたまらない根気と運でクリアを目指すゲーム。
一部のコアなファンの間で人気を獲得していて、シリーズも沢山出されてます。
知らない方のためにwikipedia
かなりシビアな判断を要求されるゲームですが、
クリアできるかどうかを大きく左右するのがアイテムの管理方法。
まず大原則として、持てるアイテム数には上限があります。
限られた枠の中で必要なアイテムを見極め、いかに取捨選択できるかが
勝負の分かれ目となります。
アイテムは大きく分けて
①役に立たないアイテム
②条件が揃えばすごく役に立つアイテム
③必須アイテム
の3つがあります。
今回のテーマはこの②条件が揃えばすごく役に立つアイテムの扱いについて。
条件が揃えばすごく役に立つアイテムが自分の首を絞める!?
必須アイテムを揃えたら、残りの枠はこの分類のアイテムで埋めていくことに
なるわけですが、「そのうち役に立ちそうだから」という理由で
アイテムを一杯まで持っていると、思わぬチャンスを逃すことがあります。
某ゲームを使って実例を挙げます。
真空斬りの巻物というアイテムについて。
同じ部屋の敵全体にダメージを与える、使いどころを選べば低階層では特に頼れるアイテムです。
これが「条件が揃えばすごく役に立つアイテム」にあたります。
「条件が揃えば」というのは、敵が密集していない場所では、普通に攻撃する方が強かったりするからですね。
とりあえず持っておいて損はないけど、使いどころがなければ文字通りただの紙切れになってしまうクセの強いアイテムです。
これがアイテム欄の最後の一個だったとしたらどうでしょうか?
細かい仕様ですが、このゲームはアイテムが一杯だと、落ちているアイテムを拾うのに
余分に1ターンを要してしまいます。
1ターンを争うような状況も珍しくないので、「どこかで役に立つかも」な真空斬りの巻物を持っていたがために、もっと貴重なアイテムを取り逃す可能性だってあるわけです。
現実世界での真空斬りの巻物
この真空斬りの巻物の例、現実世界でも同じようなことがありませんか?
「何かに使えるかも」「いつか使う機会があるかも」「もったいないからとりあえずとっておこう」
そんな物が身の周りを占めていないでしょうか。
現実世界にきっちり仕切られたアイテム欄はないけれど、物を置ける空間は有限です。
なんとなく持っておいた真空斬りの巻物のせいで、復活草や白紙の巻物を取り逃さないようにしたいですね。
ちなみに、同じ真空斬りの巻物でも目的を持って保管しておくのは全く問題ありません。
例えば、数階先に大部屋モンスターハウス(敵が部屋を埋め尽くしている場所)
があることが分かっている場合など。
今、手元にある物はどういう目的で所持しているのか、
今一度見直しておきたいところです。