かつおログ

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阪神淡路大震災で親の愛を知った話

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阪神淡路大震災からはや22年。

当時7歳。神戸市北区に住んでいました。
震度6弱の地域です。

もはや記憶もおぼろ気ですが、当時を振り返ってみたいと思います。

僕の被災体験

被災したとは言え、僕の周囲ではそこまで大変な話は聞きませんでした。

人が亡くなったという話もありませんでしたし、被害と言えば戸が閉まっていたはずの食器棚から丼鉢が落ちて割れていたぐらい。

あ、あと数時間程度ですが断水もしてました。トイレの洗浄をお風呂の残り湯でしてましたよ。

よく覚えているのは、小学校が午前中授業になったことと、給食がパンとジャムと牛乳だけになったこと。

ただ、特に辛いというわけでもなく、むしろ非日常感を楽しんでいたような気さえしています。

それに、そんな期間がそう長く続いたわけでもありませんでした。
今更ですが、当時復興に尽力してくださった方々のおかげですね。

ありがとうございます。

地震と親の愛

当時、家族五人、同じ部屋に布団を敷いて寝ていました。

揺れが始まった瞬間、父親が僕と弟を庇うように抱き締めました。

それはもう反射的に。

そして、揺れが収まるまで。


僕の阪神淡路大震災の一番の記憶はこの瞬間に尽きます。

突然のことで驚きましたが、子どもながらに親の愛をしっかり感じることができました。


今でこそ親との関係は余り良好ではありませんが、今も昔も親が自分に愛情を注ぎ続けていることはよく分かっているつもりです。
その中でも格別だったのがこの時だったな、と。

極限状態でこそ人間の本質が分かりますからね。
反射的に庇ってくれたということが全てを物語っていると思います。

最後に

この震災で亡くなった方々のご冥福をお祈りすると共に

貴重な経験をさせてくれた阪神淡路大震災に、ありがとう。