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関西人が使い分ける7つの「ちゃう」を関西以外の人向けに解説

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関西人がよく使う言葉の一つに「ちゃう」があります。標準語で言うところの「違う」に該当するのはご存知の通り。

ただ、使われ方によって結構ニュアンスが変わる言葉でもあるので、いくつかのパターンを紹介していきます。

今回対象とするのは以下の7つのパターン。

  1. ちゃうねん
  2. ちゃうちゃう
  3. ちゃうんちゃう
  4. ちゃうやろ
  5. ちゃうなぁ
  6. ちゃうよな
  7. ちゃうねんなぁ

あなたはこれらをどのように使い分けるか、説明することができるでしょうか?

1つずつ見ていきたいと思います。

 

ちゃうねん

言い訳をする時の枕詞です。何も違わなくても「ちゃうねん」から入ります。 それ以外の使われ方はほとんどしません。

例文

なんでまた遅刻したん?

 

ちゃうねん、迷子のおばあさんを助けててん。

 

ちゃうちゃう

そこまで強い否定ではありませんが、否定的なニュアンスを含む言葉です。 「呆れ」だとか「そんなの言うまでもない」といった感情を表現する時に使います。返事をする時に「はいはい」と「はい」を2つ重ねると印象が悪くなりますが、それと近いものがあります。

 

例文

あれ、そんなラフな格好で買い物?

 

ちゃうちゃう、ただの散歩や。

 

ちゃうんちゃう

ちゃうちゃうの間に「ん」を挟んだだけですが、意味は全く変わります。

このパターンが意味するのは疑問です。確証が持てない時などに断定を避けて使われる言葉となります。

 

例文

もしかして今すれ違ったのって田中さん?

 

いやー、ちゃうんちゃう。確かに似てたけど、こんなところにおらんやろ。

 

ちゃうやろ

7つのパターンの中で最も強い否定を表します。

かなりきっぱりとした否定なので、この言葉が出ると場の雰囲気が悪くなることも。

 

例文

やっぱり目玉焼きにはソースよな?

 

いや、ちゃうやろ。醤油に決まっとるやんけ。

 

ちゃうなぁ

文脈によっては相槌として使うことも可能な言葉です。

否定する時に使うにしてもかなりやんわりとした表現となり、使いどころを選びません。

 

例文

この服に合わせるなら黒と白と赤とどれがええと思う?白はちょっとちゃうかなぁ。

 

ちゃうなぁ

 

ちゃうよな

相手に同意を求める時に使います。「ちゃうよな」が会話で出てくる時は話が盛り上がる傾向にあります。

7つのパターンの中で最もポジティブな「ちゃう」だと言えるでしょう。

 

例文

今日の昼食べたラーメン、メニューでは塩味ってなってたけど、豚骨っぽくなかった?

 

あれ絶対ちゃうよな!あんなこってりした塩ラーメンあるわけないやろ。

 

ちゃうねんなぁ

決め台詞です。話のオチの直前の溜めなどに使われます。

 

例文

で、それからどうなったと思う?

 

分からん。一緒に面接受けた人の中に同級生がおったとか? 

 

ちゃうねんなあ。面接官がうちの嫁やってん。

 

 まとめ

「違う」という言葉は否定する時に使われることが基本だと思いますが、関西人が良く使う「ちゃう」にはものによって否定の意味がほぼないような表現もあることをお分かりいただけたでしょうか。

ざっくり分類すると

否定的な「ちゃう」

  • ちゃうちゃう
  • ちゃうやろ

肯定的な「ちゃう」

  • ちゃうなぁ
  • ちゃうよな
  • ちゃうねんなぁ

その他の「ちゃう」

  • ちゃうんちゃう

と言った感じで捉えても良いと思います。

 

さいごに

ちなみに、僕は20年ほど関西に住んでいますが、言葉を話し始めた頃に関西にいなかったことや、大学時代の友達に関西以外の人が多くて、彼らの話し方が移ってしまったりしたことから「あまり関西弁っぽくない」とよく言われます。

 

また、一口に関西弁と言っても都道府県によってだいぶ異なるので一概には言えません。

今回は兵庫県民としてお伝えさせていただきました。

 

京都や大阪の方だと納得できない部分もあるかもしれませんね。

ちょっと違うのでは?と思う部分があればぜひ教えてください。

 

以上!