他人に褒められることは基本的には嬉しいことですが、取るに足らない功績を必要以上に持ち上げられるとものすごく居心地が悪くなってしまいます。
そんな経験ないでしょうか?
学生時代の表彰式
学生時代、何か部活に所属していた方ならスポーツ系であれ、文科系であれ、何かしら表彰される機会があったのではないでしょうか。
僕は高校時代に書道部に所属していたんですけど、書道の作品展って、入選しなくても参加賞的な意味合いの賞がもらえるんですよね。
で、そんな時でも全校集会の場でわざわざ表彰式をしてくれるんですよ。
まあ、別に僕1人のためにその場を設けてもらっているわけではないので気が楽と言えば楽なんですが、ただでさえ退屈な集会が大したことのない賞のために長引いてしまうのでなんとも心苦しかったです。
他人に誇れる賞だったら、大々的に表彰してくれる場は大いに歓迎なんですけどね。
自信がない人には有効?
成功体験が不足している自信のない人にとっては、こうやって褒められる場を与えてやることで自信をつける糧になるのかもしれません。
が、しかし。この褒め方ってすごい難しいと思うんです。
大した功績でもないことを褒めようとした時、褒める側が嫌みっぽさを隠し切れないことってあるじゃないですか。ああいうのって褒められている方には結構伝わっているのものだと思っていて、そうなると自信がつくどころか完全に逆効果。
「なんか気を遣わせてしまって申し訳ない」という感覚を抱かせるケースすらあります。実際僕がそうでした。
褒めるという行為には往々にして上から目線という要素が含まれてしまうので、それをいかにコントロールして相手に伝えるかが重要だと感じます。
例えば子どもを褒める時などは多少上から目線の要素が含まれていても上手くいくと思うんですが、大人同士などの対等な関係においては注意が必要です。
事例
事例1
え、かつおくんTOEICで70点も取ったの!?すげえええ!
お、おう・・・
事例2
待ち合わせに時間通りくるなんてすごい!見直した!
う、うん・・・
素直に喜べない。
コウペンちゃん
と、ここまで書いて思ったんですけど、コウペンちゃんが頭に浮かびました。
知らない方のために簡単に説明すると、大したことない功績を無条件で褒めてくれる皇帝ペンギンの赤ちゃんの画像です。LINEスタンプをはじめ、Tシャツなどの商品化もされています。
すごく癒されるので、僕もLINEスタンプを使わせていただいてます。
このコウペンちゃん、 今回のテーマのお手本みたいな存在ではないでしょうか。
大したことない功績を嫌みなく全力で癒しを交えて褒めてくれる。
これは人を褒める立場の人にとっては見習うべき部分があると思います。
でもこれは、コウペンちゃんの外見があってこそ成立するのかな
一家に一匹コウペンちゃんがいたら、世の中自分に自信を持てる人が増えて、もっと平和になるのかもしれない。
以上!