学生時代、若気の至りで心霊スポット巡りをしていた時期がありました。
今思うと興味本位ですることではないな、と思いますが、当時大学デビューしたてで図に乗っていた僕は多少ハメを外していました。
今日はその時の話
僕が訪れた心霊スポット
心霊スポット1:廃バス屋敷
1つ目がこちら。
山の上まで登ると夜景が綺麗な場所でもあるのですが、その途中で脇道に逸れるとこの「廃バス屋敷」に至ります。
どう考えてもバスを乗り入れられるような場所ではないことがまず不可思議。
窓ガラスも割れていてボロボロのバスですが、一応原型は留めているので中に入ることも可能です。
バスの脇には無人の木造家屋がありますが、こちらは入ることができません。
更にその横には小さいお墓が1つだけ奉られているというなんとも奇妙な場所。
数人で行ったのでそこまで怖さはなかったのですが、やはり廃バスのインパクトがすごく、独特の怖さを醸し出しています。
心霊スポット2:相坂トンネル
次にこちら。
兵庫県では有名な心霊スポットです。
車一台がギリギリ通れるぐらいの幅しかない古いトンネルですが、普通に使われています。
が、やはり異様な雰囲気。
歩いて通ってみましたが、音がすごい反響するのでぞくっとします。
また、トンネルの周りで写真を撮ってみたところ、光の玉が大量に写りました。
それから、友人の口から白い幽体のようなものが漏れ出しているような写真も撮れました。
僕は基本的にこういう現象は光の加減によるものだと思っているので、特に心霊写真を信じているわけではないのですが、夜だし、周囲に光源もないのに明らかに不自然な白いものが写ったのは事実です。
それも偶然ではなく、何枚撮っても写るんですよね。
ネットやテレビで紹介される画像なんていくらでも加工できるでしょうから全く信頼していませんが、実際今ここで撮ったものに不可思議なものが写るのを目の当たりにすると疑いようがありません。
貴重な体験ができました。
心霊スポットより怖かったもの
あ、ここまで前置きです。
別にここまでは不気味ではありましたが、怖いっていう感覚はなかったんですよ。
ただ、この相坂トンネルを抜けた先。
少し進むと斜面になっている茂道がありまして、テンションが上がりまくった僕は友人たちから離れて1人でそこへ突入しました。
どのぐらい進んだか覚えていません。
50mだったか、100mだったか。
何かキリのいいところまでは進んでみようと思っていたんですが、道半ば。
完全に恐怖で足が動かなくなりました。
恐怖の正体。
それは完全な暗闇です。
暗闇より怖いものはないとこの時悟りました。
屋外で完全な暗闇を体験したこと、ありますか?
街の明かり、月明かり、星明かり。なんだかんだで夜を照らす明かりは多いものです。
現代人が本当の暗闇を経験することって、ほとんどないのではないでしょうか。
この時は本当の暗闇でした。斜面の茂道と書きましたが、山道の入り口のような場所だったので、空も木で覆われていて月明かりが届かなかったんです。
暗いと聴覚が研ぎ澄まされ、風の音、草木が揺れる音すらも恐怖の対象になりました。
その後はもう一目散に友人たちのもとに駆け戻り、平気な振りをするので精一杯でしたね。
妖怪は暗闇から生まれた?
今より人工的な明かりが少なかった時代、人々は今より暗闇に恐怖する機会が多かったに違いありません。
現代に伝わる妖怪や幽霊に関する逸話は、人間が暗闇を恐れるあまり作られたという話もあるぐらいですしね。
その気持ち、今ならよく分かります。
暗闇は本当に怖い。
草木が揺れる音が幽霊に関する逸話に成り替わるのも納得です。
最後に
ちなみに、この心霊スポット巡り中にパトカーが通りかかり、警察の人を驚かそうとして全員で俯いて棒立ちするという悪戯をしていたら職質されました。
そんな僕から最後に一言。
若気の至りでなんでも許されると思うなよ!
こういう場所でのトラブルは自己責任。ハメを外して痛い目見ても知らんからな!
以上!