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京都の「サムライ体験」が面白かったのでおすすめしたい

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京都で「サムライ体験」ができるのをご存知でしょうか。

真剣での試し斬りができるという派手な部分の内容に惹かれましたが、それだけではなく「剣と禅」をコンセプトに武士道の概念の基本を体感しながら学べる充実した時間を過ごすことができたので感想をまとめたいと思います。

Kyoto Samurai Experience概要

kyoto-samurai.com

  • コース時間:2時間
  • 料金:12,000円
  • 最寄り駅:阪急大宮駅(徒歩5~10分程度)

2時間で12,000円と言うと他の娯楽と比べて決して安いとは言えないと思いますが、個人的にはそれに見合った体験をさせていただけたと感じています。

 

サムライ体験レビュー

英語と日本語での案内

僕は妻と2人で参加してきました。同席した参加者は僕と妻を含めて合計7人。日本人は僕たちだけでした。普段からかなり外国人の参加比率が高いみたいですね。今回のように日本人と外国人が同席している場合は英語と日本語同時並行で説明をしてくれるので英語に自信がない方でも安心です。

実は申込をした時に案内のメールが英語できたので「もしかして日本人は対象外?」と不安になったのですが、全くそんなことはありませんでした。

また、多少英会話をかじった妻曰く「英語の方の説明もそれなりに分かったよ」とのことでした(僕はさっぱりでした)のである程度英会話に親しんだ方なら英語での案内を希望してみてもいいかもしれません。同時並行とは言え、英語と日本語で進めるよりは英語だけに絞った方がスムーズに進むのは間違いありませんしね。

 

どんな服装で行けばいいか

体験時の服装は

  • 服の上から袴を羽織る
  • 靴は履き替えない

という形になっています。僕はTシャツにジーパン、スニーカーというラフな格好で参加しましたが、特に不便は感じませんでした。以下、実際の体験時の写真

サムライ体験

※この袴の下にジーパン。刀を扱う時も特に動きづらさはなし

※写真では木刀を握っていますが、真剣もちゃんと触れます(真剣の前に木刀で練習する時間がある)

足元に関しては真剣を扱うこともありますし、さすがにサンダルのような素肌が見える格好は避けた方が無難だとは思いますが、それ以外は特に神経質になる必要はない気がします。

また、着付けはスタッフの方にしてもらえるのでできなくても問題ありません。

 

写真を自由に撮らせてもらえる

やはり袴を着て真剣を握るという貴重な体験をできるので、写真を残したい人が多いはず。この点、撮影の時間は結構余裕を持って確保されているので安心です。

また、会場は元々武家屋敷だった建物だそうで、そちらの撮影をさせてもらえるのも魅力的です。「建物のこの部分がこういう造りになっているのはこういう理由だから」という説明も聞けるので武士道の考え方が建物の構造的な部分に反映されている側面も知ることができて面白かったです。この辺りの話はホームページの情報として載っていないので事前に知ることはできなかったのですが、良い意味で意外性がありました。

 

雨天時の対応

上記の写真でもお分かりいただけると思いますが、試し斬り体験は屋外で行います。ちょうどこの日は天気に恵まれたので良かったのですが雨の場合はどうなるのか気になったのでスタッフの方に聞いてみたところ、雨でも屋内で実施できるとのことでした。せっかくなので晴れていた方が良いとは思いますが、雨天中止の心配をしなくていいのはメリットですね。

 

 その他

試し斬り体験中に出していただけるお茶が美味しかったです。暑い日だったので冷たい麦茶(?)だったのですが、寒い季節だと熱い緑茶が出てきたりするのでしょうか?

また、僕らは開始時間より少し早めに会場に到着してしまったのですが、時間を持て余している僕らを気遣ってスタッフさんがお茶を出してくださいました(つまり、体験前と体験中の2回お茶をいただいた形)。こういった心遣いがあると行って良かったな、と思えますね。

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↑コースター(と呼んでいいのか?)に畳が使われていました。こういう細かい部分でも趣を感じることができます。

 

剣と禅部分の感想

本アクティビティのメインテーマである剣と禅部分についての感想です。

全然綺麗に斬れない!

まあ、素人なので当たり前ですが自分でも全身に無駄な力が入りまくっているのが分かるぐらいなのでまともにゴザを斬れませんでした。一回だけ綺麗な切り口で真っ二つにできましたが、他は擬音で表すとベチャッ!って感じでカッコ悪かったです。ちなみにこの試し斬り体験、参加者が1人ずつ前に出て行うので人前に出るのが苦手な方は向いていないかもしれません。

余談ですが、妻は学生時代6年間剣道をやっていたので僕よりは心得があるはずなのですが、やっぱり上手く斬れてませんでした。もう長いことブランクがあるせいなのか、真剣となると勝手が違うのかはよく分かりませんが。

 

壁に向かって瞑想します。目は閉じるものだと思っていたんですが、半目で行うんですね。知りませんでした。時間は計っていなかったので分かりませんが、5~10分程度でしょうか。そこまで長い時間はやりません。

半目にするのに想像以上に神経を使ってしまい、いまいち集中できずに雑念だらけでしたが和室の落ち着いた空間の雰囲気に助けられてか心なしか気持ちが落ち着いた感じを実感できました。刀って手にしただけで平常心を失ってしまうシロモノですが、そうした気持ちの乱れを抑えるためにも禅が用いられていたという話が印象的でした。

ちなみに、僕みたいに雑念だらけでも警策で肩を打たれたりはしないのでご心配なく。

 

注意点

ネットで検索してみると一部サイトでは「居合斬り体験」という名称で紹介されていますが、抜刀しながら斬りつける動作をするわけではないので「居合斬りがやりたい!」という方は注意が必要です(鞘は使わず抜き身の真剣を使ってゴザを用いた試し斬りを行います)

 「剣」の部分が注目されがちですが(僕もそうでした)「禅」も含めて武士道に基づいた文化を体験しながら学べる機会だと認識しておくと良いと思います。

 

さいごに

体験スケジュールの選択肢が以下のようになっているので

  • 10:00~12:00
  • 15:00~17:00

残り半日は別の京都観光を入れて楽しむのもおすすめです。大宮駅は京都駅からも近いですし、他の場所へアクセスしやすいのもメリットですね。

僕は午前中にサムライ体験をした後、午後から京都駅まで出て京都鉄道博物館へ遊びに行きました。もし京都観光に丸一日費やせる時間があれば参考にしてみてください。

京都鉄道博物館の記念メダル情報と観光レビュー