ペットとしては、犬や猫と比べると、ちょっとマイナーになるウサギ。
でも、こいつがなかなかの癒し系なんです。
写真は我が家のウサギさん。
5歳になるぐらいの♀。
人間でいうと中年ぐらいにあたります。
今回はウサギのいる生活とはどんなものかを紹介します。
ウサギの魅力
魅力1:触れ合い
ウサギは基本的に撫でられるのが好きらしいのですが、我が家のウサギさんは全体的に触られるのが苦手です。
大人になるにつれて徐々に触らせてくれるようにはなりましたが、進んで触ってほしいというほどでもなさそう。
一番の撫でポイントは鼻の上から耳の付け根までのおでこの部分。
次に背中。
お尻からしっぽにかけてはNG。
この触れ合いだけで癒されるんです。
魅力2:はしゃいでるウサギはかわいい
ウサギはご機嫌な時には疲れるまで跳んだり跳ねたりを繰返します。
これがなかなか機敏な動きで、見ていて飽きません。
ズダダダンズダダダンって擬音が鳴るぐらい。
時には自分の身長を超えるぐらいジャンプしたりして、そのパワフルな感じも見ものです。
上の写真ではケージに入っていますが、我が家では「ウサギさんの庭」とも言うべき拡張セットである程度のウサギ空間を確保しているので、走り回るウサギを見ることができます。
おかげで2畳分ぐらい部屋が狭くなってるけどな
中には放し飼いの飼い主さんもいるようですが、ウサギって柱とかコードもかじるからちょっと危ないんですよね・・・
魅力3:人間の言葉や気持ちが分かる?
実際に話せるわけではないので、ウサギが何を考えているかは分かりませんが、なんとなく気持ちが伝わっているのかな?と感じる瞬間はあります。
ウサギって声帯がないから鳴き声もないですし(ブーという音は出せますが)表情も豊かじゃないですから、一見すると寂しい感じもするんですけど、実は全然そんなことないんですよね。
特にそれを感じるのが「おやすみ」と「行ってきます」と言いながら頭を撫でた時。
言葉で表現するのは難しいんですが、他のシーンで撫でた時と表情とか体の動きが明らかに違うんです。
「これは何かの挨拶なんだな」程度には伝わっているんじゃないかと思ってます。
そんな何気ない瞬間にちょっとした幸せを貰っています。
魅力4:飼うためのハードルが低い
賃貸選びとペットは気になる問題の1つですが、家を探す際、「犬や猫はダメだけどウサギならOK」という案件が少なからずあります。
というのは、上で書いたようにウサギは鳴かないので騒音の心配もないし、基本的にはケージで飼うために臭いや汚れに関するトラブルが起きにくいからです。
まあ、この利点のためだけにウサギを飼う人はそういないでしょうが、既に飼っていて引越しを考えている人にはちょっと嬉しい話です。
ウサギの嫌なところ
魅力だけ挙げるのもアンフェアですので、嫌なところについてもまとめます。
嫌なところ1:音に敏感
ウサギはその見た目の通り、音に対する感受性が強いです。
大きい音にはすごくビックリして一目散に自分の小屋の中に逃げ込みます。
ただ、大きい音以外にもいろいろ苦手な音があるようで、特に困るのは爪切りの音。
爪を切る音を聞くたびに不機嫌になってスタンピング(後ろ足を思いっきり床に叩きつける動作。ウサギの抗議の感情表現)するので、わざわざ違う部屋に行って、ドアも閉めてから爪切りをしないといけません。
ウサギ自身が爪切りをされるのが嫌いなので、爪切りの音を聞くだけで嫌な気分になるのかも?
嫌なところ2:
ごめん、もうないわ。
やっぱりかわいいんです。ウサギさん。
強いて挙げるなら、恐らく僕より先に亡くなってしまうだろうということでしょうか。
いつかはそんな日が来るのだと思うと、今から悲しくなります。
さいごに--人間に飼われているウサギは幸せか?--
以前、動物の幸せについて少し言及しました。
動物は自然の中で生きるべき。それが本来の姿、って誰が決めたの? - かつおログ
我が家のウサギさんは幸せか。もちろん分かりません。
話はそれますが、ウサギって基本的に目を開けたまま寝るってご存知ですか?
野生のウサギには天敵が多いですから、警戒のためにそうしていると考えられています。
ペットとして飼われているウサギでも目を開けたまま寝ていることが多いです。
でも、家で飼っていると目を閉じて眠っているウサギも割とよく見ることができるんです。
「ああ、安心してくれているんだな」と思える、嬉しい光景です。
人間の僕としては、この安心感が幸せに直結すると考えたいところです。
一方、野生のウサギは?
以前、広島県にある大久野島(通称うさぎ島)に行ったことがあります。
島の中をで思うまま生きている野生のウサギ達もまた、幸せそうに見えました。
が、中には傷だらけの小さいウサギもいて、周りの強いウサギ達に餌を取られてしまっている様子など、自然界の厳しさも垣間見ることができました。
どちらが良い悪いという話ではありませんが、少なくとも飼いウサギが野生で生きていくという選択をすることはできません。
ウサギさんの最期のその時に、「飼いウサギで良かった」と、そう思ってもらえるよう願って止みません。