関西から1泊2日の短期間で旅行する場合、移動時間を短縮するために西は岡山、広島、四国あたり。東は奈良、滋賀、和歌山あたりの範囲に収まったプランに偏ってしまったりしないでしょうか。
僕がまさにそうだったんですが、今回は少し趣向を変えて静岡まで足を伸ばしてみました。いざ行ってみると想像以上に時間に余裕のあるゆったりした満足度の高い旅になったので内容を紹介したいと思います。
関西から行く静岡旅行の概要
- 予算:約55,000円(1人あたり)
- メンバー:妻と2人
- 目的地(1日目):沼津港深海水族館
- 目的地(2日目):シャボテン動物公園
- 出発時間:8:30
- 帰宅時間:翌19:00
出発時間もそこまで朝早くないですし、帰宅時間もそこまで夜遅くになっていません。これでもかなりゆったり感があったというところがポイント。
なので、特に連休ではない普通の土日でも無理なく行くことが可能です。
予算の内訳
さて、予算は55,000円と書きましたが、その内訳についても触れておきます。
- 交通費:28,000円
- 宿泊費:20,000円
- 観光費:4,000円
- 食費:2,000円
※端数は四捨五入して概算しています
交通費について
往復ともに新幹線を使ったため多少割高になっています。ちなみに、出発点は新大阪駅。
行きは深海水族館を目指すため、新大阪→三島。帰りは熱海→新大阪で取りました。この新幹線が交通費の9割ほどを占めています。これに加えてバスやタクシー、伊豆急行線などの交通費が地味にかさんで旅費の中で最も大きな割合を占めることになりました。
宿泊費について
今回は伊豆高原駅の近くにある宿泊施設を利用しました。宿泊費20,000円としていますが、この中には夕食と朝食の料金も含まれています。夕食はフルコース料理。朝食もかなりボリュームがある洋食で満足度が高かったです。
普段の旅行はだいたい宿泊費5,000円以内で済ませていたので今回はかなり奮発しました。
↑宿泊させていただいたのはこちらの「かえで庵」さん。妊娠中の妻に配慮した食事やマタニティグッズを準備していただき、大変快適に過ごすことができました。個室に露天風呂が付いているのも嬉しいポイント。
最近旅行に行ってもホテルを出ずに過ごす方が多いみたいですけど、僕らも今回はまさにそんな感じ。16:00頃に到着して、翌10:00まで部屋の中で過ごしました。ですが、すごくリラックスできる空間だったので何時間部屋の中に居続けても全く苦痛ではなかったですね。
2018年8月は大変な猛暑でしたが、かえで庵さんの辺りは標高が高いせいか関西の自宅周りと違って一足早く秋の雰囲気を感じる虫の鳴き声が聞こえました。このBGMも部屋の中にいながら旅行気分を感じることができたポイントだったと思います。
ちなみに、かえで庵さんの周りの徒歩圏内にはコンビニをはじめとした買い物ができる施設が全くないのでその点だけは注意。
観光費について
深海水族館とシャボテン動物公園の入場料の合計です。
食費について
上述した通り、宿泊費に夕食と朝食を含めてしまったので、残りの1日目昼食と2日目昼食にかかった費用の合計です(1日目朝食は自宅。2日目夕食は新大阪に帰ってきてから食べたので除外)
↑1日目昼食は深海水族館の近くでサバメンチバーガー。この辺りは沼津港が近く海鮮系の食べ物の方が人気の様子でしたが、そっち系の店が混んでいたのと、妻が妊娠中でナマモノを避けていたのでバーガーに。
でも、サバが前面に押し出されているハンバーガーはファストフード店のメニューとは一味違っていてなかなか美味しかったです。
↑妻は名物らしき「深海魚バーガー」を注文。ちょっともらえば良かった。
2日目昼食はシャボテン動物公園内のレストランで食べた特に変哲のないつけ麺だったため割愛。
沼津港深海水族館の感想
さて、ここからは今回の旅行のメインである観光施設について。
↑公式ページがこちら。
滞在時間は1時間弱見ておけば良いと思います。半日を過ごすには少し規模が足りないという印象。
深海魚と言うと勝手に「こいつエイリアンかよ!?」みたいなグロい感じの生物が多いイメージがありましたが、そこまで極端なゲテモノはいなかったように思います。なので、その手の生物が苦手な方でも気軽に行くことができるかと。
普通の水族館とは少しコンセプトが違っているので、個人的には見慣れない生物が多くて楽しめました。
↑こんな感じの可愛いのもいましたよ。
↑ヒトデが不思議な形。
シャボテン動物公園の感想
↑続いてシャボテン動物公園のホームページ。
カピバラやリスザルなど、園内で放し飼いにされている動物が多く、かなり至近距離で動物たちと触れ合えるのが魅力的な動物園です。
名前の通り、サボテンの展示にも力を入れており、好みのサボテンを選り合わせて作った鉢植えを持ち帰ることも可能です。
滞在時間は2~3時間程度見ておけば良いと思います。僕らは園内を全て見て回って、ステージショーも観て、昼食も園内で取って2時間半程度でした。
自家用車以外で行く場合、駅からのアクセスが悪く、バスの本数も少ないので事前にどの時間のバスに乗るかしっかり計画しておくことをおすすめします。
↑カピバラに触れます。
どうでもいいですが、サボテンの名前ってめちゃくちゃカッコいいですね。金冠竜(キンカンリュウ)とか鬼切丸(オニキリマル)とか。
中二病心をくすぐられました。
さいごに
というわけで、1泊2日の短期間で静岡まで足を伸ばしても5万円程度の予算で時間的にも余裕のある楽しみ方ができるよ、というお話でした。
今回のプランは例えば男子大学生の集団のようなグループにはちょっと物足りないかと思います。訪れた観光地でも家族連れやカップルが目立ちました。
僕の場合、もうすぐ妻が出産するので、夫婦2人でゆっくり旅行に行く機会は当分なくなりそうという背景があったので今回のような旅行プランになりました。そんな節目の旅行ですが、下手に予定を詰め込みまくった旅行よりよっぽど充実した時間を過ごすことができたので満足しています。
いずれは子どもとの旅行も楽しめるようになれたら最高ですね。その時はまた記事にしてみたいと思います(当分先ですけどね!)