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VR初心者がゼロからVRを楽しむための手順

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VRが話題になり始めてからもうしばらく経ちますが、これから手を出してみようという方も多いと思います。

いざゼロからVRのコンテンツに触れてみたいと思った時、さて何からすればいいんだろうと悩まないでしょうか。僕はまさにそんな状態でした。

 

実際やってみると難しいことは何もなかったのですが、何事も新しいことへ手を出すのは心理的負担があることを身を以て知ったので、ゼロから始める人向けにVRコンテンツを楽しむためのとっかかりについて初心者目線でまとめてみます。

用意するもの

最も重要なのはVRを楽しむために何を準備する必要があるのかというところですよね。大きく分けて3つあります。

  1. VRゴーグル
  2. スマホ
  3. VRに対応したコンテンツ

以下、それぞれの注意点についてまとめてみたいと思います。

※これ以外のアイテムを使った手段もありますが、今回は最も安価でお手軽な方法であるこの選択肢についてご紹介します

 

VRゴーグル

言ってしまえば2017年現在、VRコンテンツを最高品質で楽しみたいならマシンスペック的にPSVR(プレイステーションVR)が最も優れていると思います。ただ、ご存知の通りそれなりのお値段がするんですよね。それに、ゲーム以外のVRコンテンツにしか興味がない場合、さすがにPSVRを購入するのには気が引けると思います。

 

そこで次の候補として挙がるのがVRゴーグル。

ざっくり言うと、スマホをゴーグル内部に装着してVRに対応したコンテンツを再生することでVRの世界を体験できるアイテムです。値段はピンキリありますが、安いものだと1000円を切るためPSVRと比べて圧倒的にお手頃です。

 

ただ、試しに「VRゴーグル」でGoogle検索していただくと分かりますが、多くの製品が出回っていて何を基準に選べばいいか悩んでしまうと思います。

「とりあえず手軽にVRを楽しみたい」というスタンスであれば、以下のポイントを抑えて検討してみてください。

  • スピーカーが内蔵されているかどうか
  • 手持ちのスマホに対応しているかどうか
  • メガネを着用したまま使えるかどうか

スピーカーが内蔵されているか

スピーカーが内蔵されていないタイプのVRゴーグルでも後付けでヘッドホンを接続することが可能です。

音質を重視する方はVRゴーグルにスピーカーが内蔵されていないものを選択して、こだわりのヘッドホンを別で準備するのもアリでしょう。

 

ですが、とりあえず手軽にVRを楽しみたいという方はスピーカーが内蔵されているタイプの物を選択するのがおすすめです。僕もわざわざヘッドホンを準備するのが面倒だったので以下のVRゴーグルを選択しました。

3000円を切る値段で必要な機能は一通り備えているので、これ1つ揃えればもう普段使いのiphoneと合わせてVRを楽しむ準備が整います。

詳しいレビューについては別記事で書いているので参考までに。

手持ちのスマホに対応しているか

以下の「スマホ」の部分でも触れますが、必ずVRゴーグルの製品情報で手持ちのスマホに対応しているかどうか確認しましょう。大前提となる項目ですね。

 

メガネを着用したまま使えるか

視力の悪い方向け。

VRゴーグルは基本的に近視の方でもピント調節機能によってメガネなしでも楽しめるようになっているので、よほどでない限り気にする必要はないと思います。

それでも心配な場合はメガネを着用したまま使えるタイプのVRゴーグルに絞って検討してみましょう。

 

その他(没入感のレベルなど)

他にも

  • 非球面レンズかどうか
  • 長時間使用しても疲れにくい作りになっているか
  • 汚れが目立ちにくいか

などなど、見るポイントを挙げていけばキリがありませんので割愛します。

上でも挙げましたが、調べてみるとだいたい1500円~3000円程度のVRゴーグルの費用対効果が高いようです。

 

安いものだと段ボールのボディでヘッドセットがなく、手でゴーグルを持ったまま視聴しなければならなかったり、目の周りを覆うセットがないことで外の光が入るため没入感が薄れたりします。

僕はさすがにそこまでレベルを落としたくはなかったので、1000円前後のものは避けてVRゴーグルを選びました。

 

スマホ

さすがにガラケーではVRコンテンツに対応していませんので、最低限スマホが必要です。また、購入したVRゴーグルがどの機種に対応しているか製品情報の中に記載されているはずなので必ず確認してから買うようにしましょう。

自分のスマホに対応していないVRゴーグルを買ってしまった時のショックは大きいです。

 

ちなみに、iphone7にはイヤホンジャックがないのでVRゴーグルと接続するためにはイヤホン変換アダプタが必要になります。アマゾンでVRゴーグルのレビューを見ていると、純正品じゃないと音が聞こえないという記述があったりしたのでiphone7をお使いの方は注意した方がいいかもしれません。

VRに対応したコンテンツ

当たり前の話なんですが、VRゴーグルを通せばどんなコンテンツもVRで鑑賞できる・・・わけではありません。

ちゃんと目的のコンテンツ(動画など)がVRに対応して作られたものであるかどうか確認しておきましょう。

 

VR初心者はこんな当たり前のことすら分からないものですよね。僕もそうでした

 

操作性などの注意点

例えば動画を例に挙げると

  • 音量調整
  • 早送り・巻戻し

この辺りの操作は手軽に行いたいですよね。

上で紹介したVRゴーグルをはじめ、現状の1500円~3000円以下の価格帯のVRゴーグルではおおよそ音量の調整はVRゴーグルに付いているボタンを使ってそのまま操作することで対応できるんですが、早送り・巻戻しはいちいちスマホをゴーグルから取り外して直接スマホの操作を行わないといけないのでかなり面倒です。

 

この問題を改善するために別売りのリモコンが販売されているんですが、操作性に優れなかったり、Androidと比べてiphoneの対応が遅れているといった問題も抱えており、いまいち満足に使える環境が整っていない状態です。

ちなみに、1万円を超えるぐらいのハイレベルなVRゴーグルであればこういった機能を持つものも出ているようなのですが、この辺りはもう少し安い価格帯で対応を進めてほしいところです。

 

さいごに

実のところ、VRの分野はまだまだ発展途上で、現時点でいくら高品質な物を求めてもアラが目立つように感じます。VRに対応したコンテンツの数も少ないですし、もう少し技術が安定してくるまでしばらく様子を見るというのも賢い選択だと思います。

ただ、VRゴーグルを選んでいる時、大人になってから物欲が全く湧かなくて大好きなゲームを買う時ですらワクワク感を忘れてしまっていた僕が、「これ欲しい!早く届かないかな」という気持ちを久しぶりに味わうことができました。

 

実際に初めてVRのコンテンツを利用してみて、正直なところ「感動した!」という程ではなくて、「すごいけど、もう一歩」というのが感想なんですが、それでも本当に夢のある技術だと感じています。

これからどのような発展を遂げていくのか楽しみですね。

 

以上!