仕事で心身ともにボロボロになってしまい、再就職の目処も経たないままニートになるという選択をせざるを得ない。
未来が見えない。
後ろめたくて誰にも合わせる顔がない。
でも、このままじゃいけないことも分かってる・・・
まさに僕もこんな経験があるわけですが、人と会わないとなかなか気持ちを切替えるきっかけもなくなってしまいますよね。
そんな時におすすめしたいのが読書です。
今回は引きこもりニートだった僕が徐々に立ち上がるきっかけになった本の紹介です。
脱ニート完全マニュアル
さて、ニートについて扱った本って余り数がないように思います。
社会問題という視点でニートについて語っている本なんかもありますが、当の本人にとってはそんな視点どうでもいいですしね。
そこでおすすめしたいのがこの本。
著者が実際にニートを経験しているからこその視点で書かれているので、読んでいて安心感を得られる点がポイント。
この本のいいところについてざっと挙げます。
メリット1:傷ついた気持ちに寄り添ってくれる
ボロボロになってニートに追い込まれた人は極端に行動する力が弱まっています。
そんな状態で無理をするのは逆効果。まずはそんな自分を受け入れることから始めます。
安易に「今のままでも大丈夫だよ」という言葉が使われる風潮は好きではありませんが、傷ついている人にこそこういう言葉が効果的なんだと、当時の僕も思った記憶があります。
メリット2:徐々に一歩を踏み出させてくれる
この本の特に素晴らしいところです。
「大丈夫」「大丈夫」だけで終わらせない。
いつまでもそのままでいいわけではないですからね。
ちゃんとその後一歩ずつ行動に移していくためのコツを丁寧に解説してくれています。
例えば、引きこもっていても1日中パジャマで過ごさずに、ちゃんと着替えたとしましょう。
一般人から見ればどうしようもないぐらいしょうもないことかもしれませんが、ニートにとってはそんな些細な一歩でも大きな一歩だと認識していくことが重要です。
メリット3:具体的な行動方法にも触れている
これも嬉しい話です。
何をしていいか分からない状態では前に進みようがないですから、履歴書についてとか、仕事の探し方とか、具体的な行動方法を書いてくれていることにもすごく好感が持てました。
僕の場合
ちなみに参考までに僕のニート生活について。4ヶ月のニート期間中
最初の1ヶ月
一人暮らし。日中もカーテンを閉めて電気も点けずひたすらソシャゲ。
お腹が空いたらインスタント食品で食いつなぐ。
2ヶ月目から3ヶ月目
一人暮らししていた場所が会社との契約をしていた場所だったので、引き払って実家に戻る。
黙っていてもご飯が出てくること以外は余り1ヶ月目の生活と変わらない。
両親や兄弟も黙って見守ってくれていたような感じ。
脱ニート完全マニュアルを読んだのはこの頃だったかな。
3ヶ月目前半
初めて友達に現状を相談する。
彼の父親が僕が辞めた会社と同じ業界に勤めていて、実は業界では結構有名なブラック会社だったらしく、ちょっと気持ちが楽になる。
なんか色々奢ってもらう。笑
3ヶ月目後半~
ジョギングを始めてみたり、職探しも徐々に始めるようになる。
リハビリがてら面接を受けた会社に即日採用され、そのまま働くことに。
2016年現在、勤続3年経過。
まとめ
今の仕事も辛いことはありますが、やっぱり前職には2度と戻りたくありません。
ただ、離職とニートの経験自体は決して無駄ではなかったと思っています。
そして、なんとか3年間サラリーマンを続けてきた今、働いているなら働いているで今後の働き方についても色々見直す必要があると感じています。
生きるって難しいですね。
もし、今あなたがなんらかの理由で立ち止まっていたら、周囲の人や本書のような良書の力をぜひ活用してほしい。
ニートって苦しいです。
あんな思いを味わう人が1人でも減ってほしいと願って止みません。