【バーテンダー】
ざっくり言うと、仕事や人間関係で悩みを抱えた大人たちがバーを訪れて、カクテルの由来や、バーテンダーとの会話からちょっとした気付きを得て帰っていく。
そんなショートストーリーが連続していく漫画です。
少年漫画も面白いのですが、こういった漫画は大人になったからこそ楽しめます。
結構自分と重なるような登場人物もいたりして、仕事で疲れてしまった時に読むと元気を貰えること間違いなしです。
今回はそんなちょっと渋い漫画、バーテンダーの魅力について語ります!
ストーリーとお酒が絡んでくる
ちゃんとバーという舞台を活かした話の作りになっているのが第一の魅力。
出てくるお酒にはレシピも記載されており、料理漫画的な一面も垣間見えます。
ただ、あくまでレシピについてはさらっと触れるだけなので、ストーリーそのものを楽しみたい方には邪魔になりません。
僕は余りお酒は飲めないのですが、奇抜なデザインのお酒がたくさん登場するので視覚的に楽しめます。
もちろん、全部実在するお酒が出てきますよ。
お客さんにお任せされてバーテンダーがお酒を選ぶシーンも多いのですが、五感全部を使ってその人に合ったお酒をチョイスするシーンがたまらなくかっこいいのです。
実際にバーに行きたくなる
行きたくなるというか、実際に行きました。笑
この漫画を読んで、初めてバーへデビューしたんです。
以前、良書とはその人の行動を変える力を持った本である。という旨の記事を書きました。
それって、漫画でも同じなんですよね。
有名どころだと、キャプテン翼に影響されてサッカーを始めたなんて話がありますが、
そんなパワーをくれる漫画はまさに良書です。
まあ、継続的に行動を変えるとなるとさすがにハードルは高いのですが、こうやって行動のきっかけを貰えるだけでも「この漫画読んでよかったな」って思えます。
バーテンダーの話に戻ります。
実はこの本をまとめ買いして読んでいる時、当時の彼女も一緒にはまってしまいまして、じゃあ一緒にバー行ってみようかと、大阪難波まで繰り出しました。
初めてのバーでなんともそわそわしてしまい、落ち着いて楽しむことはできなかったのですが、それでもやっぱり行って良かったです。
↓ほんと、こんな感じでしたね。
普通の居酒屋と違って、お酒を作る過程を見られるのが新鮮でした。
中には液体窒素を使った派手なパフォーマンスもあったりして、ちょっとしたショーを観に行った気分になれます。
ちなみに、夕食を食べてから行くのが吉。
フードメニューはあってもオマケ程度なので、要注意です。(もしかして常識?)
シリアスに寄りつつも、コミカルさは忘れない
漫画の話からそれてしまいましたが、本作品、全体的にはシリアスと言うか、しんみりとした雰囲気です。
親子関係とか、仕事の悩みとか、恋愛、結婚、死別などについて扱っているので当然と言えば当然ですね。
でも、主人公のバーテンダーさんがカウンターを離れるとちょっと抜けているところもあったりして、そのギャップがコミカルで和んだりもします。
なので、疲れてる時に読んでもどこかほっとさせてくれる漫画なんですよ。
心が温まる感じ。
まあ、とにかく読めよと、言いたいわけです。
今のところ3部作
ちなみに、バーテンダーは今のところ3部に分かれています。
冒頭で挙げたのは2部にあたるパリ編。僕が一番好きなストーリーです。
その前に別主人公の無印編があって、現在は2部の主人公が続投する形の東京編をやっています。
無印
東京編
どれもおすすめです。
以上!
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